ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-ベガルタ仙台

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10月14日、等々力でベガルタ仙台戦を観戦。

試合は、2点を追いかける川崎が82分から5分間で3点を奪って大逆転勝利。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

〇 絶望を希望に変える一撃

試合を振り返ると、本当にワンプレーで流れが急激に変化したと思います。実況の倉敷さんの言葉を借りれば「急に仕事をした」エウソンの鮮やかなミドルシュートが決まっていなければ、スコアは動くことなく、0-2で敗戦を喫していたでしょう。

自分もそうですが、スポーツ観戦をしていると「試合の流れが変わった」と感じる場面に遭遇すると思います。例えば、バスケットボールでは、ミクロなワンプレーで流れが大きく変化しますし、攻守に多くのフェイズを積み上げることが多いラグビー、局面の決定機・危機を乗り切るかで主導権が大きく変化します。

サッカーの場合、どちらかと言えば、後者の部類に入ると思いますが、この日は本当に1本のシュートで流れを変えました。正直、逆転するイメージが思いつかないような試合展開だっただけに、試合終了後、勝利の実感が全くわかないほどの衝撃を受ける試合でした。

小林悠がサポーターに見せつけたキャプテン像

エウソンの作った流れを引き継ぎ、同点・逆転ゴールを決めた悠様。「シーズンの疲れが出てきているかなというのは感じているが、そういう中でも点を取るのがフォワードだと思っている」と述べたとおり、精度に欠いて決定機を作れなかった場面もありましたが、2得点の場面の集中力、そして強い気持ちは素晴らしかった。

エースとして、自らのプレーでチームを牽引するキャプテンの姿を見せることで更なる「一体感」がチームに生まれたのではないでしょうか。ココからは総力戦、応援する我々も含めて気持ちを一つにして戦えればと思います。 

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以上です。この日は、憲剛さんのJ1通算400試合出場となる節目の試合でした。プロになるまでの数々の困難、プロキャリアでの多くの苦悩を乗り越えて、現在も等々力のピッチに立ち続ける我々のバンディエラ。そんな憲剛さんにとって大切な試合だからこそ「勝ちたい気持ち」がスタジアム全体に乗り移った試合。

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タイトルに向けて負けられない戦いは続きますが、悠様や憲剛さんの思いを胸に1試合を大切に戦っていきましょう。

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観戦記:ルヴァン杯・川崎フロンターレ-ベガルタ仙台

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10月8日、等々力陸上競技場ルヴァン杯準決勝(第2戦)を観戦。

試合は、川崎が2戦合計スコアで仙台さんを上回り、8年ぶりの決勝進出。試合を通じて感じたことは、以下の通りです。

〇 修羅場の経験値

川崎は2点リードを奪ったものの、52分に奈良選手が2枚目のカードで退場。さらに、レンタル元の川崎相手に躍動する中野選手の素晴らしいゴールで1点を返されてしまいました。ピッチ上の数的不利を鑑みても「これ以上の失点は許されない」と感じました。

9月のACL・浦和戦では、数的不利の状況下、リードを守り切ることができず、逆転負けを喫してしまいました。(当方を含む)多くの川崎サポーターは、あの試合のことを思い出したと思います。試合後の感想に書きましたが、自分は苦しい場面こそ、籠城戦のように受身に立つのではなく「勇気を持ってボールを持つ意識を高めて欲しい」と書きました。

浦和戦と仙台戦の大きな違いは、失点後の選手たちが籠城戦ではなく、ボールを保持することによって自分たちの時間帯を作ろうとしたことです。

試合後の会見*1でも「すごく学んだことが多かった」と述べていた鬼木監督は、攻守で前から仕掛けられるよう長谷川選手とハイネル選手を投入し、浦和戦で早々にピッチを去った憲剛さんは、相手のプレッシャーを掻い潜り、前線の選手のスピードを生かすための縦のボールを送り続けました。

その意味でも、ACLを含めた4大会を戦い続けてきた経験値は計り知れないものだと思います。敗戦・失敗を生かし、次の勝利・結果に繋げることにより、足りないと言われてきた「勝負強さ」を体得しつつある鬼木フロンターレ。敗戦を糧に成長するサイクルを重ねてきたからこそ、現在の姿があると言っても良いでしょう。

〇「プロ」としての成長を感じた三好と中野

試合前、三好選手に対するサポーターの期待は非常に大きかったと思います。三好選手自身、U-20W杯からチームに復帰した後、怪我等の影響でなかなか試合に絡めなかっただけに、久々の先発起用は大きなチャンスだと捉えていたと思います。

監督の起用に応える見事な2得点を挙げた彼の姿は、我々が知る、涼しい顔で熱いプレーを見せる「ミヨッシ」そのものだったと思います。ぶち当たった壁を乗り越え、チームの勝利に貢献するプレーを表現した三好選手の成長は、若手の登竜門とも言われるルヴァン杯ナビスコ杯)らしい光景であったと思います。

また、レンタル移籍中の中野選手も、成長を感じさせる活躍を見せた。昨年の中野選手はメンタル面も含めた負のスパイラルに入った時期が長くて苦んでいました。レンタル移籍を契機に何かを掴んでほしいと思っていました。

それだけに、この試合で見せた気持ちの入ったプレーや豪快なゴールは「チッキショー」と思いましたが、同時にプロ選手としての逞しさを感じました。仙台サポさんの期待に応えられるように、引き続き、頑張ってほしいです(川崎戦以外)!

〇 戦うスタジアムに変わりつつある等々力

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今季、Gゾーンからバックスタンド2階に引っ越したことで、スタジアム全体の空気感を意識して観戦するようになりました。最近、特に感じることは、コアゾーンに限ることなく、拍手や歓声を通じてスタジアム全体でピッチ上を後押ししている雰囲気が醸成されていることです。

現在のサッカースタイルに舵を切って5年以上経過、ピッチ上のプレーのクオリティ向上はもちろん、サポの目が揃ってきたことで理解度が深まり、攻撃のスイッチが入った場面、相手のプレスを剥がすプレーにも歓声がわき、盛り上げ方も成熟してきました。

さらに、今季は守備面でも前線からのプレスやチェイスする場面が増加したことで、選手の頑張りを後押しするような自然発生的に応援の輪が広がる光景も見られるようになりました。

よく、川崎の応援は「荒さが無い」とか「甘い」とフットボールソルジャー志向の人から指摘を受けます。もちろん、悔しい思いをどのように表現するかは個人の自由だと思いますが、プレーに対する理解度、公式メディア等を含めたクラブと選手間のコミュニケーション密度を考えれば、不必要に声を荒げる必要は無いと思います。少なくとも、プロ選手に対して「ブーイング等で厳しく接しなければクラブ・選手は強くならない」という発想は自分には全くありません。

自然発生の声も含めて、スタジアム全体が作り出す熱量がチームの力になってると思いますし、決勝戦の舞台・埼スタでも等々力と同じような熱狂を作っていければと思います。

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以上です。前回の進出から8年かかってしまいましたが、4度目の山頂アタック。集え、そして掴み取れ!!

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観戦記:B2リーグ・アースフレンズ東京Z-秋田ノーザンハピネッツ

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10月7日、大田区総合体育館アースフレンズ東京Zのホームゲームを観戦。

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開幕節は1勝1敗の東京Zは、B2優勝候補の一角を占める強豪・秋田ノーザンハピネッツを迎え撃つ。

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熱狂的な秋田ブースターさんが会場をピンク色に染める。ホームの会場BGM+歓声と互角に展開する熱い応援も大変素晴らしかったです。

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試合は、序盤はロースコアで推移しておりましたが、ゾーンプレス・ディフェンスプレスを展開する秋田が徐々に攻守で主導権を握り、東京Zとのリードを広げていきました。

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素人目に見ても秋田のプレス強度が高く、試合を通じて東京Zもフロントコートに運ぶのに相当苦労しました。

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プレスに屈して発生するミスやパスカットからの速攻で得点を重ねるなど、秋田のアプローチは見事にハマった前半でした。

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後半は、東京Zも攻撃のテンポを上げて得点を重ねる時間帯を作りましたが、秋田も集中力とプレス強度を維持。

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ミドルレンジ、あるいはスリーポイントの精度の高いシュートで突き放せば、インサイドも高さで圧倒して豪快なダンクを打ち込むなど攻撃力の高さも見せつけました。

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最終スコアは60‐85。秋田が開幕3連勝を飾りました。

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B1復帰に向けた並々ならぬ熱いパッションを体現するような秋田の迫力のあるバスケは見事でした。

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粘り強い戦いができなかった東京Zは、敗戦を糧にGAME2に臨んでほしいところです。

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観戦記:ルヴァン杯・ベガルタ仙台-川崎フロンターレ

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10月4日、ユアテックスタジアム仙台ルヴァン杯準決勝(第1戦)を観戦。

試合は前半に3得点を挙げた仙台さんが先勝。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

◯ 溺れた前半

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小学生の頃、スイミングスクールで着衣水泳の講習を受けたことがあります。
当時の私は、長い距離も泳げる体力もついてきて、服着てても問題無く泳げると自信をもっていたのですが、想定外の衣服の重さで思うように体を動かすことができず、泳ぐことができませんでした。
前置きが長くなりましたが、前半を終えて現実逃避モードになる筆者が思い出したのが、この時の出来事でした。普段とは異なる3バックを採用した結果、思うようなプレーが全く展開できず、溺れるように沈んでいきました。
この原因は、選手間の距離にあると思います。鬼木監督が日々述べている前線からのプレスを機能する前提となるのは、攻撃時におけるパスワーク同様、ポジショニングと選手間の距離です。実際、各選手が離れた位置でプレーしていた前半は前からのプレスが連動せず、空いたスペースを仙台さんを上手く使われてしまいました。何度も同じような形でピンチを迎えてしまったのは、ポジショニングの修正と調整ができなかったからです。
◯ 仙台さんの「ゴールデンタイム」


一方、前半の仙台さんは、素晴らしい攻撃で3得点を挙げました。代表的なプレーは、クリスラン選手のポストプレーを起点に石原選手、西村選手の2シャドーがセカンドボールを回収して両WBの選手を使ってワイドに展開、そこから相手陣内に攻め込みゴールを狙ってきました。個々の判断に迷いがなく、直近の試合の結果を受けた自信に満ちたプレーぶりは今季積み上げたものを大いに見せつけられました。
◯ 息を吹き返した後半
前半は苦しい時間帯が続いた川崎でしたが、後半は攻勢を仕掛けて猛追していきました。
復調の要因は、登里選手の投入により、普段の4バックに戻したことだと思います。選手間の距離が整ったことでボール奪回の回数が増えるとともに、フレッシュな登里選手の運動量は連戦の疲労を見せる両軍の選手たちと比較して突出しておりました。左サイドの活性化により、攻撃のリズムを取り戻した川崎は徐々に自分たちの時間帯を作り始めました。
◯ 知念選手の念動力!
もう1つ、川崎の猛追を加速させたのが知念選手の存在です。彼のプレーは天皇杯で見ておりましたが、驚かされるのはプレースピードへの適応力です。彼はトップスピードに近い時間帯に投入されても問題無く試合に入れています。また、プレー判断のスピードも早く、足元の技術も問題無く正確で、フロンターレのサッカーに必要な水準をクリアできてることがわかります。

そして、1点目の奈良ちゃんのゴールは彼の前線の粘りからゲットしたCKから生まれたものですし、第2戦に繋がる貴重な2点目のゴールを挙げて見事に期待に応えました。
ルヴァン杯らしい若手の躍動で生んだ追い上げムードを活かして、念を執念に変えて第2戦に臨みたいところです。

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以上です。残り90分、ひっくり返す!

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観戦記:B2リーグ・アースフレンズ東京Z - 愛媛オレンジバイキングス

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10月1日、大田区体育館Bリーグアースフレンズ東京Zさんのホームゲームを観戦。

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開幕戦をホームで迎えた東京Z。前日のGAME1を落としただけに初勝利を掴みたいところ。

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前半は愛媛が優位に試合を進めました。序盤はスリーポイントで流れを掴み、その後はボール奪取からの素早い速攻で得点を積み重ねてきました。

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一方、東京Zもビハインドを10点差以内で踏ん張り、スリーポイント等で4点差に折り返し。

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追い上げムードが高まり、徐々にアリーナのテンションが上がっていくのがよくわかりました。

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後半は、ブースターの後押しを受けた東京Zが攻勢。

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前半は攻略に苦しんだインサイドを西山選手を中心に切り崩し、ミドルレンジのシュートを織り交ぜながら得点を重ね、逆転に成功。

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序盤はミスも目立った西山選手ですが、尻上がりに調子を上げていき、終盤は圧巻のプレーでチームに勢いをもたらしました。

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逆転を許した愛媛もタイトな守備からの速攻やインサイドで押し込める強さを発揮し、一進一退の攻防が続きました。

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最後1分は両チームともタイムアウトを駆使し、秒刻みで試合を動かしていきました。観戦する側も緊張感が伝染するような攻防が続きましたが、僅かなリードをしっかりと守り切った東京Zが勝利を収めました。

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観客席の声を耳に入れると、バスケ初観戦の人も多くいたことからも、こうしたシビれる試合展開は勝利に加えて非常に良い刺激になったと思います。

4面ビションの導入、MCによる丁寧な説明、あるいは観客参加型の試合中イベント等のディティールアップを随所に感じるなど、新規層に魅力を伝え、取り込もうとする姿勢は感じました。

かく言う、筆者もすっかり東京Zにハマりつつあります (汗) 次回の対戦も楽しみです。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-セレッソ大阪

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9月30日、等々力でセレッソ大阪戦を観戦。

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試合は先制点を契機に良い時間帯に着実に得点を重ね、5発快勝。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

〇 技術と無形の力が生んだゴールショー

試合前は厳しい展開が予想されましたが、久々の大量得点で勝利することができました。さらに、谷口選手の先制点を除けば「ゴラッソ」と言いたくなるような物凄いゴール連続。同じゴールを再現することは困難だと思います。


正直、後付けの理由ではありますが、個々の技術をピッチ上で表現しようとする川崎の哲学が土台にあるから生まれたものであると思います。森谷選手のドライブシュートを日々の練習、試合中にトライしている場面は、川崎サポも多く見かけていると思います。

前半に貴重な追加点を奪った、悠様もインタビューで述べていた通り、日々の練習でネット選手の特徴を理解していたから成立した形のゴールだと思います。

また、大島・阿部両選手の不在による影響は大きいと思いましたが「今、ピッチ上に立つ11人で生み出せるサッカーを色濃く出す」というメッセージが伝わる内容だったこともよかったと思います。欠場した選手と同じように、ではなく、チームのスタンダードをクリアしながら、自分の持ち味を出そうとする姿勢は、先日の清水戦同様に伝わってきたと思います。

丁度『戦術リストランテ Jリーグ編』で西部さんが解説されていたように、川崎のサッカーの特徴は「形がない」ことだと思います。一方、川崎の各選手・チームは、技術はもちろん、洞察力や判断力、さらに今季はスカウティングデータを分析して活用する力といった「無形の力」を高めてきました。まさに、この日のように、個々の選手の技術と無形の力が生み出した川崎らしいサッカーを表現できたことは、終盤戦に向けて良い流れを作れたのではないかと思います。

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以上です。諦めない気持ちが伝わるナイスゲーム。応援する自分も同じ気持ちで。1試合を大切に。

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無形の力―私の履歴書

無形の力―私の履歴書

 

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観戦記:B1リーグ・川崎ブレイブサンダース-名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

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9月29日、2年目を迎えたプロバスケットボールリーグ・Bリーグが開幕!

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川崎ブレイブサンダースは、とどろきアリーナ名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦しました。試合を通じて感じたことは以下の通りです。

〇 熱狂のリバイバルと成長の期待

試合終盤、とどろきアリーナは熱狂に包まれました。前半を終えて名古屋さんに16点差のリードを許した川崎でしたが、3Qに流れを引き寄せ、6点差で迎えた4Qに逆転に成功。

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藤井選手のアグレッシブなプレーが会場の空気を変え、篠山選手が見せた素晴らしいプレーが熱狂を呼び込み、得点王・ファジーカス選手の得点力が勢いを加速させる。

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まるで、激闘を繰り広げた昨季のプレーオフリバイバルを見ているようでした。

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しかし、名古屋さんも飲み込まれることなく冷静に得点を重ね、残り15秒を切ったところでバーレル選手の逆転シュートで勝利を引き寄せました。両チームとも集中力を切らさずに1本を決めてきたからこそ見られた試合だと思います。

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試合全体を振り返ると、昨季のような勝負強さを発揮するには若干の時間は要するかなと思いました。新戦力との融合はもとより、怪我から復帰したばかりの辻選手、セカンドユニットを構成した野本選手や鎌田選手にはさらなる活躍を期待したいところ。

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2年目の挑戦に向けた進化の鼓動は感じるだけに、今後のチームとしての成長をウォッチしていければと思います。

〇 競争環境を生き抜くための進化

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一方、試合運営等は昨季からの進化を感じさせる部分が多かったです。例えば、席種の細分化と1階席の座席が一部で新調されるなど価格帯に応えられるグレードを提示できたと思います。

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また、高揚感を高める試合演出・応援方法、あるいはコートサイドのスポンサーバナーの露出方法を見ると、昨季のフィードバック、あるいは他チームの運営を参考に工夫を施したのではないかと。この他、Jリーグ開催時と同じように、武蔵小杉駅へのシャトルバスの運行は、帰りのバスの本数が少ないナイトゲームには大きな存在になると思います。是非とも継続してほしいところです。

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プロリーグであるからこそ、競技面に限らず、興行面においても成功を収めなければなりません。特に、川崎の周辺地域には多くのライバルチームがおりますし、同地区には日本一の観客動員数を誇る千葉ジェッツふなばし、昨季王者の栃木ブレックスのような熱狂的ブースターを多く抱える人気チームも多くおります。

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昨季の天皇杯・ファイナルで感じたスタンドの戦力差を少しでも縮めることが、今後の課題ではないかと思います。近道はありませんが、一歩ずつ前進していきいたいところです。

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以上です。2年目のシーズンもコツコツと応援を続けられればと考えております。GO GO サンダース!!

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