ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・サンロッカーズ渋谷-仙台89ERS

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昨日は、青山学院記念館でB1リーグ・サンロッカーズ渋谷のホームゲームを観戦。

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川崎ブレイブサンダースと同じ中地区で戦うチームの敵情視察、というわけではなく、近場で見ることができる試合については、積極的に見にいこうということで足を運びました。

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試合は、前半と後半で大きく様相が異なる展開となりました。前半は、序盤に得点を重ねてリードを奪った仙台に対して渋谷が追いかける展開。

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仙台は、キャプテンの志村選手(PG)を中心に、インサイドではオールスターでも活躍した熊谷選手や柳川選手(SF)が躍動したほか、アウトからのシュートも決めて渋谷の追撃ムードを落ち着かせる場面もあるなど、非常に良い流れを作れたと思います。

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一方、後半は渋谷がペースを握ることに成功し、第3ピリオドに見事に逆転に成功。特に攻撃を牽引したベントラメ礼生選手(PG)は前半からアグレッシブな動きを見せておりましたが、後半は流れを引き込む得点を決めるなどの要所での活躍が光りました。文句なしのMOMの活躍だったのではないかと。

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また、フタバ食品氷菓「サクレ」とのコラボでも話題となった元NBAのロバート・サクレ選手(C)は、序盤はショットが決まらない場面もありましたが、リバウンド等では抜群の存在感。後半はベントラメ選手等と加入間もないながらも良い連携を見せており、今後も対戦チームの大きな脅威になるのではないかと。

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また、ホームゲーム全般に関して印象に残った点も。まず、試合会場は青山学院大学の青山キャンパス内の施設である会場は抜群の立地環境にあり、あまりのアクセスの良さに驚かされました(汗)

Bリーグ全般に言えると思いますが、現在はバスケを初めて生で見る観新規層(当方含む)が多いことからアクセス面は非常に重要だと思いますので、表参道駅や渋谷駅に近い試合会場はニーズに非常にあった場所ではないかと思いました。もちろん、大学内の施設ということでハード面は制約もあることは承知しておりますが、広くて綺麗なトイレはしっかりと整備しているのは好印象。

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また、ソフト面に関しては、とにかく、運営の中で出来ることをフルに実践していたと思います。飲食・グッズの売店は充実しておりましたし、神宮球場のスタジアムDJでお馴染みのパトリック・ユウさんのMCも非常に良い雰囲気を作っておりました。

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そして、マスコット・サンディ君が、選手に負けないくらいコートで躍動していて素晴らしかったです。セレモニーの湧かせ方もさることながら、めちゃくちゃダンスは上手いし、キッズたちへの神対応ぶりも光っておりました。

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マスコットがホームゲームを盛り上げる大きな役割を果たしている、そうした印象をBリーグの会場ではより一層感じさせます。その意味でも、マスコットファンの方にBリーグはおススメしたいところですね。

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川崎以外の試合は2試合目でしたが、非常に充実した観戦になりました。また、青山にも足を運びたいですし、他のチームの試合にもまた足を運べればと思います。

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観戦記:EAST ASIA CLUB CHAMPIONSHIP 2017

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昨日は、代々木第一体育館で『EAST ASIA CLUB CHAMPIONSHIP 2017』を観戦。

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オールジャパン準優勝から約1週間、代々木に戻ってきた川崎)

Bリーグと韓国のプロバスケットボールリーグ・KBLの代表チームが対戦することとして、Bリーグのオールスターウィークに初開催となった本大会。日本からは川崎ブレイブサンダースが出場し、今季のKBLで上位を走る安養KGCと対戦しました。

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試合は、率直に言って非常に面白い試合でした。普段のBリーグの各チームとは異なるアリーナの独特の雰囲気、川崎と異なる安養KCGとのスタイルの激突、逆転を繰り返す白熱した試合展開で最後まで目が離せない展開だったと思います。

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(安養の28番・サイモン選手は抜群の攻撃センスで最後まで川崎を苦しめた)

正直、前半終わった時は「勝つのは難しい」と感じるほど強さを感じていただけに、後半における修正力、辻選手の欠場やオンザコートのギャップ等を踏まえた徹底したマネジメントで戦い抜いた「全員力」の勝利ではないかと。

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(藤井選手のアグレッシブなプレーが攻守に光った)

個人的には、第2ピリオド以降、攻守においてアグレッシブな働きをされた藤井選手の活躍が印象に残りました。オールジャパンでの試合もそうでしたが、自軍が上手くいかない状況で流れを変えるプレイを見せてくれる藤井選手の存在は、川崎の大きな強みであると改めて実感する試合でした。

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(この日、チーム最多の28得点を挙げたライアン・スパンクラー選手)

また、スパンクラー選手は、ファジーカス選手のアシストを受けて、インサイドを鋭く切り込むフィニッシャーとして大車輪の活躍。彼の安定した得点力無くして、この接戦を制することはできなかったと思います。

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(安養KCGチアの華やかなダンスが大会を彩った)

試合後、川崎の北HCが仰っていたとおり、翌日に向けた「前座試合」とも言えなくもない大会ではありましたが、普段とは異なる雰囲気の中、5000人を超える観衆の注目・歓声が試合に熱を与えるとともに、選手たちの大きなモチベーションに繋がったことは言うまでもありません。

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個人的には会場の雰囲気を感じられただけでも、足を運んで良かったと思いましたし、明日のオールスター戦も楽しみになってきました。

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観戦記:高校サッカー・第95回 全国高校サッカー選手権大会 決勝戦

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(赤=レッズでも、青=SAMURAI BLUEでもない埼スタ

昨日は、埼スタ全国高校サッカー選手権の決勝を観戦。今大会は、年末年始の観戦に足を運べなかったので決勝だけ足を運ぶかたちとなりました。

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到着した頃には、家入レオさんのミニライブも終わっていたものの、何気に今日まで大会テーマソングを把握しておりませんでした(汗)それはさておき、本年もわかりやすく目立つ大会の看板選手はおりませんでしたが、4万人を超える観客が集まった決勝のスタンドを見ると、改めて選手権のブランド力の高さを感じさせます。

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今年の決勝戦は、選手権ではお馴染みの強豪校が顔を揃えるかたちとなりましたが、青森山田の確かな「強さ」を見せつけられた感覚です。

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特に、前半の青森山田は開始早々のトリッキーな奇襲に失敗し、試合の入り方は非常に悪かっただけに、自分たちの悪い流れを打開した先制点、大ピンチを凌いだ後の追加点を確実に決めてきたのは驚かされました。

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結果論となりますが、こうした試合運びを見ると、高円宮杯U-18サッカーリーグプレミアリーグの所属チームとして戦ってきた学校の地力と我慢強さの双方を感じました。

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一方、前橋育英は、2年ぶりの決勝進出となりましたが今回も悔しい敗戦。前半はフリック等を駆使しながら相手を揺さぶって決定機を作りましたが、後半はガッチリ構えてくる相手に攻め手を欠いてしまった印象。ただ、最後までゴールをこじ開けようと、必死にボールを追う姿勢は流石。試合後の振る舞いを含めて、非常に好感を持ちました。

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大会が始まると、決勝まであっという間の高校サッカー選手権。サッカーファンとして、毎年『ふり向くな君は美しい』を聞いていたいと思わせる何かがありますね。

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今年も面白かった、また来年の大会も楽しみです。

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観戦記:天皇杯・川崎ブレイブサンダース‐アルバルク東京

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昨日も、代々木第一体育館オールジャパン2017(全日本総合バスケットボール選手権大会)を観戦。

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男子の準決勝には、川崎ブレイブサンダースが登場。目標としている優勝目指し、昨年末に激闘を繰り広げたアルバルク東京と対戦。

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試合は、バチバチとした展開。A東京はギャレット選手、ギレンウォーター選手を中心とする個の力を駆使して得点を重ねる一方で、非常に集中した守備を展開。

川崎は、インサイドになかなか浸入できず、攻撃の軸とも言える辻選手やファジーカス選手へのチェックも厳しいこともあり、逆に自分たちの得意の形に持ち込めませんでした。その状況を打開したのは、栗原選手のスリーポイント。攻めあぐねる中の栗原選手の連続ポイントで同点、逆転に成功してリードを奪って前半を終えることができました(前半はチーム最多タイの11得点をマーク)。

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しかし、第3ピリオドに、ギレンウォーター選手のアンスポーツマンファールを巡る対応で不備が発生し、川崎のフリースローが取り消しになったところから潮目が変わり、息を吹き返したA東京に再度逆転を許します。どの競技にも言えることですが、試合の流れや勢いというのはコロコロと変わるものであり、バスケはその変化が特に激しいなと観戦するようになって感じたところです。不運もありますが、その機会を逃さずに追い付き、突き放したA東京も流石と言ったところ。

川崎にとっては、非常に嫌な流れを変えた雰囲気を変えたのは藤井選手でした。第3ピリオド終了直前に相手のボールを上手く奪ってから速攻で得点を挙げて、勢いを取り戻す反撃の狼煙を上げてくれました。この試合に限らず、藤井選手はチームの悪い流れを断ち切るプレーをよく見せてくれることから、コートに入ると期待してしまいます。

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ビハインドした状態ながら第4ピリオドの川崎は、焦れることなく、手堅くも確実なアプローチで逆転に成功します。堅い守備とディフェンシブリバウンドでボールを保持し、ビッグプレーに頼らず、ファウルからのフリースロー等で得点を重ねて逆転。この辺の手堅さに月並みながら「勝負強さ」を感じました。

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まさにチームの「全員力」で掴んだ逆転勝利は大変素晴らしかったです。決勝は勢いのある千葉ジェッツですが、「川崎ブレイブサンダース」としての初タイトルを期待しております。

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観戦記:皇后杯・シャンソン化粧品 シャンソンVマジック‐富士通レッドウェーブ

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(ライブを含めて久々の代々木第一体育館

昨日は、代々木第一体育館オールジャパン2017(全日本総合バスケットボール選手権大会)を観戦。

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女子の準決勝・第2試合には、かわさきスポーツパートナー・富士通レッドウェーブさんが登場。第1試合で勝利したJX-ENEOSサンフラワーズが待つファイナルの切符をかけてシャンソン化粧品 シャンソンVマジックさんと対戦。

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(試合開始前の両チーム。両チームともベンチを含めた一体感がありました)

試合は、一進一退の攻防。両チームとも攻守の切替が素早く、序盤から得点が動かない、堅い試合展開になりました。両チームとも24秒を目いっぱい使っていることからも、相手に対して厳しいプレッシャーをかけていたことが伺えます。

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(試合後、インタビューを受ける富士通の司令塔・町田選手)

前半の富士通は相手シュートからのリバウンドをしっかり奪い、10番・岡田選手(G)を中心に攻撃を展開。相手の壁をこじ開けて得点を奪い、相手に逆転を許し、リードされた場面でもフリースロー等で確実に点を積み上げて追いついてきました。

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(第4ピリオド前の風景。出だしの攻勢で富士通がリードを広げた)

試合が大きく動いたのは第4ピリオド。富士通が序盤の攻勢でリードを広げます。特に、0番・長岡選手(CF)が相手のプレッシャーをものともせず、得点を重ねて相手の3ポイントによる粘り強い追撃を再度突き放しました。また、前からボールを奪いに来る相手を飛ばすような長い距離のパスを駆使した速攻、前半からなかなか決まらなかった3ポイントで得点を挙げるなど、重みのある得点をしっかり決めてきたのは非常に大きかったかと。

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(最後まで気が抜けない良い試合でした)

素直に緊張感のある良い試合でした。決勝の対戦相手・JX-ENEOSサンフラワーズも4連覇を狙う「絶対女王」とも言える非常に手強い相手ですが、頑張ってほしいところです。

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観戦記:天皇杯・鹿島アントラーズ‐川崎フロンターレ

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昨日は、吹田スタジアム天皇杯・決勝戦を観戦。

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(この日もマイア選手はベンチ入り。一緒に戦ってくれました)

試合は、延長前半にファブリシオ選手のゴールで勝ち越した鹿島さんが優勝。天皇杯のファイナルに初進出した川崎でしたが、惜しくも準優勝に終わりました。試合を振り返り、感じたことは以下の通りです。

 

1.互いの「スタイル」をぶつけた試合

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(延長戦開始前の両チーム。川崎側は選手の疲労度がかなり大きく見えた)

今季、鹿島さんとの対戦は4度目。過去3試合は1勝1敗1分と五分ではありますが、試合内容は3試合とも鹿島さんに圧倒されました。特に、チャンピオンシップ準決勝では自分たちが体現してきたサッカーを全く表現できずに敗戦を喫しただけに、ショックが大きかったです。

y141.hatenablog.com

その意味でも、今季の対戦では、初めて自分たちのスタイルを真っ向からぶつけることができたと思います。球際の強さと攻守の切替を徹底し、堅い守備で隙を作らせない鹿島さんのスタイルに対して、自分たちが積み上げてきた技術を駆使した攻撃のアプローチで攻略する川崎のスタイルの攻防は、見応えのある内容だったと思います。1点ビハインドで迎えた後半45分の攻防は、声を張り上げて(喉が潰れてしまいました)応援しながらも、両チームのプレーにテンションが上がりました。

悠様が復活を感じさせる素晴らしいプレーを連発したかと思えば、ペナルティエリアでシュートをはじき返す鹿島ディフェンス陣も凄かったと思います。まさに、異なる哲学=スタイルを積み上げてきた鹿島と川崎だからこそ織りなせる試合展開だと思います。

2.「勝負強さ」とは舞台に立ち続けることで評価される

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(表彰台に立つ川崎イレブン。この位置に初めて立った選手も多い)

19冠目を手にした鹿島さん、日本サッカー界の白銀聖闘士・川崎。当事者として申し上げれば、この試合に関しては鹿島さんを評するために持ち入れられる「勝負強さ」とか「勝者のメンタリティ」といった表現は関係なかったと思いますが、経験値の差は少なからず影響していたと思います。

振り返ってみれば、川崎は本大会では初の決勝進出ですが、ファイナリストになること自体が久しぶりです。時間を経て、ようやく「勝負強い・弱い」と評価されるだけのステージに再び上がることが出来たのだと私は考えています。

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(厳しい「勝負」の場に立ち続けていることが鹿島さんの「貪欲さ」の源泉に繋がっている)

特に、鹿島さんのように数々の歓喜と悲哀の双方を積み上げてきたクラブを対峙する以上、我々も出来る限り「勝負」し続ける舞台に立って経験を積まねばならないと思います。その意味でも、敗戦を踏まえて、継続して結果を残すことの重要性を感じさせてくれたと思います。

3.地域の「熱狂」を「誇り」に変えるために

この日、武蔵小杉駅前の「こすぎコアパーク」でも多くの人が集まり、チームに声援を送られていたと聞きました。イトーヨーカドー武蔵小杉店の店長さんをはじめ、多くの方の力添えもあって、スタジアムに留まらず、地域を巻き込んだ盛り上がりを作ることが出来たことは今シーズンの大きな成果だと思います。

クラブ創設20周年の2016年は「地域に名前を覚えてもらう」ステージから「地域を熱狂させる」ステージに到達したことを実感させられるシーズンになりました。サッカーどころではない川崎という街にとって大きな手応えと財産になると思います。しかし、結果として我々は何も得ていません。こうした人々の声を耳にしたことで、改めてタイトルという結果を残さねばならないという気持ちを強く持たせてくれます。そして、「地域の誇り」と言われる存在になりたいです。

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以上です。敗戦したことに対する悔しさは相当なものです。しかしながら、「我々のサッカー」を出し尽くした末の結果だけに胸を張って受け止めることが出来ます。「こんなことになるなら決勝まで行かなければよかった」と考える人もいるかもしれませんが、今の自分たちの力をぶつけられたからこそ見えてきたモノ、そして未来への期待も少なからずあったと思います。

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新たなチームの柱を育てながら強化を進めるという難しい課題に取り組んでくれた風間監督、チームを牽引し続けてくれた嘉人さんには感謝しかありません。

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2人がチームに残してくれたレガシーを下地に鬼木新監督とともに、一歩ずつ歩んでいければと思います。

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今シーズン、お疲れ様でした。また、来シーズンも頑張りましょう。

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観戦記:天皇杯・FC東京‐川崎フロンターレ

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昨日は、味スタで天皇杯の準々決勝を観戦。

1か月ぶりとなる公式戦は、嘉人さんとエウソンのゴールで川崎が勝利。試合を通じて感じたことは、以下のとおりです。

 

1.「我々のサッカー」をもう一度

CS準決勝の敗戦から約1か月、その間に鹿島さんのCS優勝とCWCでの快進撃を目にしてきました。Jリーグで最も多くのタイトルを手にしてきたクラブが積み上げてきたモノの底力を感じさせる試合を見ながら、彼らのように大切な試合を勝つために、我々が足りないものは何だったのか、それを自問自答する日々でした。

この日の試合が始まって展開された川崎イレブンの姿勢を見て、答えが見えました。圧力に屈しることなく、ボールを繋ぎ、果敢にゴールを目指していく「我々のサッカー」を思い出させてくれました。

準決勝の鹿島戦で私が「悔しい」と思ったことは、自分たちが積み上げてきたスタイルをピッチ上で上手く表現することが出来なかったことです。大島君は間に合いませんでしたが、憲剛さん、悠様、ノボリが戻ってきたことで、「スタイルを貫く」姿勢を今一度強く押し出せたことは、試合勘も含めた難しい試合の立ち上がりの中で大きかったと思いました。

2.ノボリの帰還

この日の試合で印象に残ったのはノボリです。この日は前線の一角として久々のスタメン出場となりましたが、攻守に躍動感のあるプレーを見せてくれたと思います。

特に、この日の川崎イレブンは、前線からのプレス、攻守の切替の素早い帰陣に見られるようにハードワークの意識が高かっただけに、彼のプレーはまさに良い意味で模範的と言いますか、スタンダードを示してくれました。

また、川崎の陣形に対して、大外や3バックの間を突く攻撃を仕掛けてきたことからも、ノボリの集中した守備意識に大きく助けられました。90分フルは大変かもしれませんが、彼がスタメンを張ることで三好選手をインパクトプレーヤーとして投入できることからも、継続して起用できれば良いかなと思いました。

3.ディフェンス陣の「強さ」

川崎が主導権を握る時間帯を長かったと思いながらも、前半から危ない場面は何度も迎えてきました。例えば、中島選手の代名詞でもあるアグレッシブな姿勢からのシュートには驚異を覚えましたし、終盤の平山選手の高さには最後の失点場面に限らず、怖さしかありませんでした。

それでも踏ん張ることができたのは、ソンリョンさんを中心とする守備陣の粘り強い対応だったと思います。中島選手と田坂選手のバチバチとした競り合いは見応えがありましたし、3バック中央に入ったエドゥアルド選手も監視の目を光らせ、ゴール前に送り込まれたボールを何度もはじき返して窮地を救ってくれました。そして、復帰直後は怪我の影響が見られたソンリョンさんも安定したセーブやキックを見せていただいたので、落ち着きをもたらしてくれました。

堅守とは言えないものの、今季戦ってきた中で見せてきた要所での「強さ」が見られたことは、難しい試合となる次戦に繋がるものだと思います。

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以上です。久々の公式戦は何というか「総集編」のような展開。平山選手にゴールを奪われた瞬間、色々な記憶が頭によぎりましたが集中力を高めて応援できました。

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嘉人さんが「川崎の嘉人」として、風間さんが指揮する「風間フロンターレ」として、戦える時間を少しでも増やしていきたいという思いはもちろん、試合前・後に歌われたアルトゥール・マイア選手のチャントには、心に響くものになりました。僕らの仲間だったマイアに天国から見てほしい。僕らは彼への思いを胸に戦っていく。

FOOTBALL TOGETHER

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