ぶらり人生途中下車の旅

ボンクラライフ

観戦記:Bリーグ・アルバルク東京-秋田ノーザンハピネッツ  

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昨日は、代々木第二体育館でB1リーグ・アルバルク東京のホームゲームを観戦。

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(この日、お披露目になったアルバルク東京のマスコット・ルーク君)

Bリーグ開幕後、地元・川崎ブレイブサンダースの試合観戦を続けておりましたが、せっかくの機会なので他のチームのホームゲームも見てみたいと思い、先輩をお誘いして足を運びました。

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(アップ開始前のオープニングセレモニー。スタンドの光り物も良かった)

会場の代々木第二体育館もハジメマシテの会場でしたが、構造的にはコンパクトで見やすかったです。一方、ビジョン等は仮設のものではあったり、スタンド席には照明が無くて少し暗かったり、この辺は少し気になりました。

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試合は、アルバルク東京が各選手の個の強さが光るオフェンス、非常に堅いディフェンスで試合を優位に展開。特に、前半は秋田の選手がゴール下のエリアに入れない場面が多く、東京が24秒バイオレーションに持ちこむ、あるいはリバウンドを奪ってからの速攻でペースを掴んでいきました。

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後半は少しオープンな展開になり、秋田も第4ピリオドではダンクやスリーポイントで加点を重ねていきました。私のようにシンプルにバスケを見に来た人も多くいたと思いますので、チーム関係なく好プレーには沸いていました。ホームアドバンテージという意味では物足りないかもしれませんが、観戦者の裾野を広げていく段階ならば良いかなと。

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試合以外で気になったのは、音楽の切り替え。ホームチームはオフェンス・ディフェンスで音楽を使って観客を煽るというのが基本スタイルだと思いますが、スチール等で攻守の切り替えがあると同様に切り替わります。

そういう意味では、アルバルク東京が利用してたオルガンサウンドの短いBGMなんかは使い勝手が良いと思いました。DJのリード、映像や音楽の切り替えのタイミング等の重要性を改めて感じました。

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(試合後のアルバルクチアwithルークによるパフォーマンス)

また、チアがゴール裏で常に応援していたのも良いなと思いました。テクニカルタイムアウトで急な出番が発生しうることもありますので、チアも試合中は忙しいなぁと感じるのですが、コート上の風景の中に上手く融合できていると感じました。

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バスケを見るだけでも面白いのですが、会場ごとの異なる風景を楽しめるというのは、サッカーにおけるアウェイ観戦と同じ魅力であると思います。今後も機会があれば、他の会場にも積極的に足を運んでいければと思います。

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観戦記:リポビタンDチャレンジカップ2016・日本代表‐アルゼンチン代表

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昨日は、秩父宮ラグビー場ラグビー日本代表テストマッチリポビタンDチャレンジカップ2016」を観戦。

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開催国として迎える2019年のラグビーW杯を3年後に控え、ジョセフ新HC率いる新生ジャパンがアルゼンチン代表と対戦。個人的にも、ラグビー観戦は少し間が空いておりましたので楽しみにしていました。

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試合は、20-54の完敗。代表メンバーを中心に構成されたジャガーズ(スーパーラグビー)を経て強豪国同士の対抗戦であるチャンピオンシップを終えたばかりのアルゼンチン代表相手に、初キャップの選手を多くピッチに送り込んだ日本代表の仕上がり・経験値の差はある程度は出ていたとは思います。

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素人目にも日本が強豪国に勝つためには、タックル・ラインアウトの確実性、スクラムで押し込まれない耐久性が大前提となると思います。選手の陣容はともかく、戦術の落とし込み具合などは、ベストは尽くしたものの、端的に述べればジャパンの「準備不足」なのかなと思いました。 

個人的には、アギーレ監督時代のサッカー日本代表がブラジル代表の対戦した時に似ていたと思います。あの時の日本代表も、経験値とアジアカップに向けた選手選考の一環を兼ねて代表経験の少ない選手たちを送り込みました。

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その意味では、試合終了直前に見事な突破からトライを決めたレメキロマノラヴァ選手の活躍などは今後に繋がるかもしれません。

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ただし、サッカーファンの視点で恐縮ですが、6月のスコットランド戦を代行で対戦したことも含めて、貴重な強豪国との対戦機会であり、W杯後の熱気を繋ぐ意味でも大切な国内開催の直近3試合を、このような形で消化してしまったのは疑問は残ります。

年明けのLIXILカップ決勝戦は札止めだったのに対して、さらに注目される国家代表戦で満員に埋まらなかったことを踏まえると、歴史的勝利が風化してしまわぬか、という不安は残ります。

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もちろん、1試合で全てを述べるのは見当違いだと思いますので、今後の巻き返しに大いに期待したいところです。にわかファンの当方ですが、単純にラグビーの試合は面白いですし、観客の自然発生的に湧いてくる応援や会場の雰囲気は非常に好きですし、もっと多くの人を集められるだけの要素は多くあると思います。自国開催、盛り上げたいですね。

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観戦記:Wリーグ・富士通レッドウェーブ‐アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス

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昨日は、とどろきアリーナWJBL(バスケットボール女子日本リーグ)・富士通レッドウェーブの試合を観戦。

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Bリーグ開幕を契機にバスケットボール観戦する機会を得たことから、バスケに対する見識を深めようと思いまして、今季初のホームゲームに足を運びました。

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試合は、序盤こそ得点機を決めきれずに落ち着かない展開になりましたが、スティール等の速攻で富士通がペースを掴みましてリードを奪いました。特に前半は11番・三谷選手(CF)の活躍が印象的で、富士通の攻撃を牽引しておりました。

一方、12点差で迎えた後半・第3ピリオドは、15番・山本選手(GF)が様々なかたちで得点を量産。アイシンの追い上げを許すことなく、逆にリードを広げ試合を優位に進めてまいりました。

第4ピリオドは、アイシンの攻勢により点差を縮められましたが、終盤に投入されたフレッシュな選手が得点を重ねて試合終了。富士通は7連勝を達成。

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バスケ観戦に若干慣れてきたこともあり、この日は、試合中の様々なシチュエーションに注目して見てみました。

例えば、CF・GFに大柄の外国籍選手を並べるBリーグに比べると、ブロックショット、リバウンドの場面が多く、ゴール下の攻防が激しく感じました。そうした場面に反映してリバウンド奪取からの速攻による得点の場面も多く見られましたので、バスケにおけるシュート精度の重要性を再認識しました。

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また、攻守の切り替えが早いバスケにおいて、人垣が待ち構えた相手陣内を崩すには何が必要か、という視点に立った場合、フリーの状態でゴール前に走り込んでくる選手に対して、ボール保持者がバウンドパスでピンポイントに通して、一気にシュートに持ち込んだ形が印象に残りました。

相手選手の動きとボールの動きを一気に追うことは難しいこと、動いている相手にピタッと合わせたパスこそが最短かつ最速であるというのは、サッカーと同じなのだと実感させられる場面でした。

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この他、コートの外に視点を向けると、富士通レッドウェーブのマスコット・レッディ君の頑張りが印象に残りました。バスケットの試合は、オフェンスとディフェンスの切り替えが早いことから、スタンド内の応援に関しても素早く切り替えて盛り上げていかねばなりません。

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このため、マスコットのタスクも多く、チアや観客と一緒になって試合を盛り上げていたり、自らがパフォーマーとして働くこともあります。得点した時の喜び方であったり、観客に対する目線であったり、1試合ながら好感度がストップ高でした。

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ちなみに、この日は、ふろん太・フロンティーの富士通三兄弟?が揃う貴重な機会でした。しかし、ふろん太には、アイドル現場やプロレスといった様々な場面で遭遇していることから、長年の付き合いながら、会社の同僚のような感覚が芽生えそうですね。

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サッカー観戦の経験上、Jリーグ・日本代表を起点として、なでしこジャパンなでしこリーグを応援するようになった経緯もあり、気軽に「女子バスケも見てみよう」と思って足を運んだわけですが、非常に楽しかったです。ホームゲームは、11月末にも2試合開催されるとのことですので、機会があれば見に行ければと思います。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレ-ガンバ大阪

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昨日は、等々力でガンバ大阪との試合を観戦。サッカーファンにとって「11月3日」=晴天の国立競技場のイメージが強いと思いますが、今年もいい天気になりました。

試合は、川崎が長谷川・三好両選手のゴールで2点先行したものの、後半に3失点を喫して逆転負け。試合を通じて感じたことは、以下の点です。

1.「未来」を垣間見た前半、「限界」を痛感した後半

この日は、前半と後半で大きく様相が異なる試合であったと思います。川崎側の視点に立てば、前半は出木杉君、後半はのび太君(テレビ版)くらいの落差はあったのではないかと。
ビルドアップ時の相手プレスに対して冷静に対応できていたことに加え、ガンバの前線と最終ラインの間のスペースに嘉人さんやネットさんがボールをキープ、高い位置取りをしていた両サイドの選手にボールを供給、チャンスメイクをすることが出来ました。

特に、2トップの一角、というより、トップ下の働きをされていた嘉人さんの攻守の貢献度は素晴らしかったです。

密集した人垣の間にロブで放り込んだ縦のボールから生まれた2点目のゴールは今季でも屈指の流れだと思いますし、その一瞬の判断も含めてスキルの高さを改めて感じさせるものだったと思います。前節に続き、チームプレイに徹した献身が素晴らしいパフォーマンスを引き出してくれたと思います。
後半も入り方は上々、前線から圧力をかけてボールを奪って素早く仕掛ける形は有効に作用し、チームとして3点目を奪いに行く姿勢が見られました。
しかし、攻守の切り替えの遅れから喫した失点の直後、井手口選手のゴールで即同点に追いつかれてしまいました。この点は、今季何度か発生した「失点直後のマネジメントミス」だと思います。相手の勢いが出てくるような状況を整理できず、失点を重ねてしまうケースは何度もありました。もちろん、声がけや意識の部分は個々の選手で浸透してたと思いますが、ピッチ上の選手たちの意思統一であったり、チームとしての取組は希薄のまま、ココまで来てしまったことは猛省すべき点だと思います。
アデミウソン選手の素晴らしいミドル弾には、思わず声が出てしまいました。そして、この日のメンバーには再逆転をするだけの術は残されていなかった。セカンドステージを通じて風間監督が苦労されてきた「やり繰り」の戦いの限界を痛感する終盤の展開だったと思います。

2.7年間をかけて戻ってこれた現在位置、目指すべき頂点

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第34節を終えて年間勝点「2位」。シルバーコレクターと言われた川崎ではありますが、この位置にたどり着いたのは2009年シーズン以来の7年ぶりです。

7年前は1ステージ制だったことから、単純な比較は出来ないと思いますが、この時に比べ、今季は序盤戦から勝ち点を拾い続け、リーグ戦は連敗もすることなく上位に位置することは出来ました。その意味では、大きなムラを出すことなく勝ち点を積み重ねられたのは評価できると思います。

一方、先述のとおり、セカンドステージに関しては、怪我人等によるチーム事情から「やり繰り」を強いられたことで、立場を苦しくしてしまったという事実には目を向けなければなりません。

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鳥栖、大宮、神戸と勢いのあったチームを敵地で迎え撃つ、ガンバのように地力のあるチームに勝ち切るかには、出来る限り、万全の体制で臨みたかったという気持ちもどこかにありました。

もちろん、チームドクターやトレーニングコーチをはじめとするスタッフの尽力もあり、多くの選手が怪我から戻ってきております。だから、そうした方々を批判する気は全くございません。新井選手をはじめ、出場機会を得た選手の活躍で積み重ねてきた勝ち点も多かったのも事実です。

しかし、優勝を争うクラブとして必要な体制を整えるという意味でも、改めてクラブとして一段階進めたメディカル体制の取組を志向してもらいたいです。

また、当時3連覇した鹿島の比較の中で「クラブのスタイル」の確立が必要だということを考えていて、相馬前監督時代から構築に取り組んできました。風間監督の就任後の5年間で、この点はある程度達成できたと思います。技術を駆使し、攻守一体となったサッカースタイルの可能性は、この日の試合でも感じられました。

ただし、今季を含めて、タイトルを取るという結果を出すまでに昇華にできていないことも現実として突きつけられています。このサッカーで培った理論や思想を継承し、勝たせるためのスタイルに繋げられるかは、クラブの取組むべき宿題ではないかと。

とはいえ、今季の我々にはチャンピオンシップという再試験、天皇杯という舞台で満点を取る機会は与えられました。風間フロンターレの最終成果、ココでS評価をもらって風間監督を送り出したいと思います。

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以上です。風間監督が就任してから、サッカーを学ぶこと・見ることに対して本当にどん欲になれた。多くのことを勉強させてもらったし、驚くくらいにサッカーが好きになった。辛いことも少なくはなかったが、ファンとして幸せな5年間だったと思います。

だからこそ、最後の思い出を素晴らしいものにするために残り試合を頑張りたいと思います。「最幸の街」を目指す川崎に最幸の瞬間をもたらすために。

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観戦記:明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズ-川崎フロンターレ

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本日は、カシマスタジアムで鹿島戦。

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チャンピオンシップ進出を決めているチーム同士の対戦ということで、今季中のさらなる対戦も想定されます。

そんな、ある種の前哨戦とも言える試合は、森本選手のゴールで川崎が勝利。試合を終えて感じたことをまとめました。

1. 使い果たした「運」の普通預金、補填した守備陣の奮闘
春先の対戦でも鹿島の圧力に苦しめられた川崎ですが、今回はそれ以上に苦しい試合展開でした。

特に前半は、鹿島側が川崎陣内で前線からのプレッシャーをかけてボールを奪い取って素早い攻撃を仕掛ける形はもとより、川崎側もミスや奪われる場面が非常に多かったため、決定機もほとんど作れませんでした。おそらく、試合を見ていた川崎サポの大半が「よく無失点で済んだな(2週連続)」と感じていたと思います。正直、前半は「運が良かった」の一言に尽きます(汗)
あまりにも機能不全の状態ということもあったからか、後半の川崎はシステムを4バックに変更した(と思われる)。自軍の前線からの守備と噛み合わせの部分が改善したものの、それでも危ない場面は何度も発生しました。
しかし、この場面で、新井選手を中心とするディフェンス陣の奮闘が光りました。好セーブ連発の新井選手の「完全なる守護神」ぶりにはシビれました。また、エドゥ選手は金崎選手相手にも仕事をさせない粘り強い対応が印象に残りました。スタメン復帰後もなかなか良いパフォーマンスを見せられなかっただけに今後への期待も膨らむところです。
各選手が苦境の中でハイパフォーマンスを発揮してくれたことは今日だけに止まらず、厳しい試合が続く中で明るい材料になったかと思います。

2. FW・大久保嘉人の献身
また、苦境が続く中、前線で非常に献身的な 働きを見せていた嘉人さんの存在も印象に残りました。特に後半はファーストディフェンスとして前線からプレッシャーをかけたり、ボールホルダーを追いかけて自由にさせないように遅らせるための守備を実践したり、守備面で効果的な役割を果たしていました。
特に、この日は大島選手の不在で中盤の守備面の不安は感じていただけに中場の位置で積極的に守備参加する嘉人さんの存在は非常に大きかったと思います。
また、攻撃時の決定機についても、自分がフィニッシャー、というよりは相手を生かす司令塔のような立ち位置でプレーしているように見えました。
来期の話などが新聞報道に出ていて自分自身モヤモヤしていた部分は少なからずありましたが、今日のプレーを見て、ゴールを奪うこと以上にチームの勝利に対する強い想いが痛く伝わりました。彼の献身を受けとめ、より熱いサポートをしていきたいと思いました。

3. 森本貴幸がいる

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(ゴル裏に挨拶する森本選手)
今季はフル回転の活躍を見せていた悠様が前半途中で悪夢の負傷交代。頭を抱えたくなる出来事でしたが、森本選手が不安を払拭する活躍を見せてくれました。
元々、大怪我からの復帰後から、途中交代で良い動きも見せており、天皇杯の千葉戦ではゴールを決めるなど良さを発揮していただけに、先発でも見てみたいとは思っていましたが、見事に結果を残してくれました。

ゴールシーンは見事にあの場所にいた嗅覚といったところでしょうか。今季初ゴールとなった湘南戦もそうですが、良い位置にいてくれることもまたストライカーの特性かもしれません。最終節は悠様不在と見て間違い無いと思いますが、僕らには森本貴幸がいる!と胸を張って言いたいと思います。

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(栄冠に向けて苦しい戦いは続く)

以上です。今季序盤戦に見せた、悪いなりに耐え切って勝利を拾ってきた、しぶとさを取り戻しつつある川崎。

次節のガンバ戦、天皇杯やチャンピオンシップと厳しい戦いは続きますが、応援を含めて粘り強く戦っていければと思います。

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観戦記:Bリーグ・川崎ブレイブサンダース-三遠ネオフェニックス

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昨日は、とどろきアリーナで開催されたB1リーグ・川崎ブレイブサンダースの試合を観戦。

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8連勝で中地区の首位に立った川崎ですが、三遠は開幕節で連敗を喫した相手ということで、首位攻防戦とリベンジの2つの意味で負けられない試合でした。

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試合は、前半は切替の早さと手堅い守備で相手に得点を許さなかった川崎がリードを奪って折り返しましたが、第3ピリオドは三遠が良い守備から素早い速攻で確実に得点を伸ばして逆転に成功。

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そして、第4ピリオドは、追いかける川崎に対して突き放す三遠、最後の1秒まで目が離せない激しい攻防が展開されました。川崎が辻選手の連続3ポイント等で4点差まで追い詰めましたが、三遠が逃げ切っての勝利。

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(川崎の反撃を三遠が振り切る。好ゲームでした)

川崎としては、連勝ストップ+ホームゲームの初黒星ということで非常に悔しい敗戦となりましたが、見に来た人にとっては「次の試合を見に行こう!」と思わせる好ゲームだったと思います。

試合終了のブザーが鳴るまで「何が起こるかわからない」と思わせるスピーディーかつスリリングな試合展開はバスケならではの特徴であると思いますし、苦境の中で輝いた第4ピリオドの辻選手の連続スリーポイントはシビれました。

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(DJのリードは仕込みの段階では非常に有効と思われる)

さて、日々発見ということで、今回も試合以外のことで感じたことについて書きたいと思います。この日は2階スタンドからの観戦でしたが、印象に残っていたのはディフェンスの時にお子さんたちが積極的に声を出していたことです。そのため、守りの時に伝わる応援の圧力を1階にいる時より感じました。

DJ主導のコールには賛否あるかと思われますが、とどろきアリーナについてはまだまだ仕込みの段階と言えるので、この点に関しては良いのではないかと思いました。

また、この日はハロウィンにちなんで応援パフォーマンスにも趣向を凝らした取組がなされており、こうした柔軟なアプローチと実効性を見ると、DJによるリードのメリットが働いたのではないかと思いました。

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(平日限定チケットの導入など柔軟な取組を見せている)

一方、観客動員数に関しては依然として厳しい印象を受けました。平日、雨の日に加えて、2週連続、今月6試合目のホームゲームということで客足も鈍る要素は多々含んでおりましたが、開幕約1カ月ということを鑑みると、動員数アップへの施策は臨まれるところです。

既に平日限定チケットの販売、アリーナ飯の補強といった観戦環境へのテコ入れを積極的な対応を行なっておりますが、例えば、学生向けの団体チケット(例:5000円で最大7人まで入場可能) 、親子ペアチケット、自由席2GAMEパスなど、紙媒体の企画チケットを設けるなど、観戦経験者=リピーターを軸にした輪を広げる取組を仕掛けることで(チケット単価は落ちるかもしれませんが)まずは満員を目指すという流れを作って行くことが良いのではないかと。

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(試合後、挨拶する両チームの選手)

プロスポーツの興行である以上、勝敗によって満足した結果が得られないことはあります。しかしながら「面白かった」「また来たい」と思う要因は、勝敗だけではないと私は考えております。その意味では、最後まで諦めることなく、勇敢に攻めていく「Be Brave!」のスローガンにふさわしい試合を見せてくれたこと、客席に最後まで熱気を感じたことは様々な意味で次に繋がったのではないかと思います。

Bリーグの初代王者、満員のとどろきアリーナを目指して、川崎ブレイブサンダースの挑戦を応援していきたいと改めて感じさせる試合となりました。

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観戦記:サッカー!バスケ!等々力スポーツ三昧!!

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昨日は、等々力陸上競技場川崎フロンターレとどろきアリーナで川崎ブレイブサンダースのホームゲームをそれぞれ観戦。

f:id:y141:20161022172411j:plain当方も両試合を観戦しましたので、それぞれの試合を簡単に振り返りたいと思います。

 

1.明治安田生命J1リーグ川崎フロンターレサンフレッチェ広島 

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(ウォームアップを開始するフィールドプレイヤー)

完敗を喫した神戸戦(10月1日)以来の公式戦となったフロンターレ

序盤の自陣ゴール前で発生したミスに伴う事故多発ぶりには、肝を冷やしました。先発起用された皆川選手のプレスバック、シャドーに入ったロペス選手の力強い突破はもちろん、サンフレッチェの心臓部に入る青山選手の厳しいチェックに苦しみました。

自分でも感じる「前への圧力」を強めた背景には、広島の前線・最終ラインの組合せも影響、あるいは単純に川崎に対して有効な手段として採用してきたことも想定されますが、いずれにしても、狙いをピッチ上に落とし込んでイレブンに仕込んできた森保監督の手腕には、毎度ながら素晴らしいものだと思いました。それだけに、新井選手を中心とする守備陣の奮闘に前半は助けられました

試合後に風間監督も述べていたとおり、前半のゴール前「事故」の発生要因は大島君の反応・判断の遅れも影響していたことは目に見えていただけに、後半の憲剛さんとの配置交換による微調整を施したことで、後半は攻撃が上手く機能してくれました。

ただし、広島イレブンの守備意識の強さ、林選手のシュートストップ等は相変わらず素晴らしかったので、開幕戦同様、如何にしてこじ開けるのかという視点で見守っていました。

そんな中で決まった森谷選手の先制点は、広島の相手の厳しいプレッシャーの中で発揮された判断力・技術力を見せつけたシュートから生まれました。まさに、退任が決まった風間監督の志向を色濃く体現する素晴らしいモノでした。

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(頂点を目指してMind-1。1試合を大切にしていきましょう)

高い志をもちまして、来たるべきチャンピオンシップに向けて戦っていきましょう。

 

2.B1リーグ・川崎ブレイブサンダース‐富山グラウジーズ

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ブレイブサンダースは7連勝中。ただし、前日のDAY1は2点差でギリギリの勝利。

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(篠山選手のブザービーターが炸裂。これで前半を折り返した。)

この日も富山の粘り強い守備と精度の高い3ポイントシュートの攻勢でリード許す展開でしたので、それだけに、第2ピリオド終了直前の篠山選手のブザービーターは非常に大きかったかもしれません。

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(この日も川崎の攻撃を牽引したファジーカス選手)

後半の第3ピリオドでリードを広げることに成功したブレイブサンダースが、そのまま逃げ切って8連勝を達成。

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(3ポイントシュートを決める辻選手)

苦境のところで大崩れせずに凌ぎ切り、ココぞという時に決めるという強豪チームのお手本のような勝負強さでした。その戦いぶりには毎試合ながら唸らされます。

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また、この日は川崎市のスポーツパートナーでもある両チームが初コラボ開催。

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等々力陸上競技場フロンターレ)、とどろきアリーナは徒歩5分程度の距離にある関係ではあることもそうですが、この日も結構訪れていたフロンターレのサポーターも他競技・異業種交流には慣れておりますので敷居は思ったほど高く感じないかもしれませんし、普段から行き慣れた等々力で開催している点も大きいと思います。川崎を拠点するスポーツチームながら、前身チーム(富士通東芝)の関係を考慮すると互いにプロチームになったからこそ実現した取組だと思います。

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フロンターレもブレイブサンダースもお互いをリスペクトし、盛り上げていこうとする意識を感じるだけに、さらなる活性化を期待したいところです。

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